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Ⅳ. 奨学金と教育ローン

お金のことで生活が大変だけど、勉強にやるきがあって、高校を卒業できそうな生徒はお金をかりることができます。このお金を「奨学金」といいます。親が１年間はたらいてもらうお金（年収）や、成績、在留資格などによってもらえるかどうかがきまります。かりたお金は卒業したあとで、かえさないといけません。

生徒の親が病気になったり仕事ができなくなったり、火事や台風などで家がこわれたりして生活がむずかしくなった人のためにお金をかりることができる奨学金もあります。また、そのような場合に授業料や入学金がやすくなる学校もあります。

奨学金

◆ 高等学校等修学支援

（１）奨学給付金
授業料以外で勉強に必要なお金をもらうことができます。このお金はあとでかえす必要はありません。
もらうことができる人：親などが 1年間はたらいてもらうお金が 250万円ぐらいよりやすい家の人で、その親が静岡県にすんでいる人
もらうことができるお金：そだてている子どもの数など場合によってちがいます。
公立：1年間　32,300円～129,700円（通信制：36,500円）
私立：1年間　52,600円～138,000円（通信制：38,100円）

（２）もういっかい勉強をやりなおしたい人のためのお金
高校を途中でやめたあとに、また学校にはいりたい人は、勉強に必要なお金（就学支援金）をもらうことができる場合があります。家族が 1年間はたらいてもらうお金がすくない人は、もうしこみをして卒業までの 2年間もらうことができます。

（３）お金のことで生活がむずかしくなったとき
高等学校等就学支援金をもらうことができない人でも、親の仕事がなくなって授業料をはらうことがむずかしい場合には、授業料をやすくするか 0円にしてくれます。

くわしいことはここにきいてください。
　　公立：静岡県教育委員会高校教育課（Tel 054-221-3111）
　　私立：静岡県私学振興課（Tel 054-221-2065）

◆ 静岡県教育奨学金

かりることができる人：
・親（保護者）が県内にすんでいて、家族の収入がすくない人。
・連帯保証人が 2人必要で、そのうち 1人は日本国籍か永住者の人。
・成績によってもらうことができるものと、できないものがあります。

かりることができるお金：
　1か月 18,000円（家族の家から公立高校にいく生徒）
　1か月 23,000円（家族とは違う家から公立高校にいく生徒）
　1か月 30,000円（家族の家から私立高校にいく生徒）
　1か月 35,000円（家族とは違う家から私立高校にいく生徒）
　※修学資金（母子父子寡婦福祉基金など）とあわせてもらうことはできません。

くわしいことはここにきいてください：静岡県教育委員会高校教育課（Tel 054-221-2141）